MENU
エアコンの2027年問題があります!!

エアコン設置工事を依頼する時の注意事項

エアコンの設置工事は、実は「製品選び」と同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。なぜなら、エアコンの故障原因の多くは「製品の不具合」ではなく「施工ミス」にあるからです。

トラブルを未然に防ぎ、スムーズに工事を終わらせるための注意事項をまとめました。


目次

1. 事前の「現場状況」を正確に伝える

工事当日に「これは標準工事ではできません」と言われないために、以下の項目を確認し、可能なら写真を送って見積もりを取りましょう。

  • 室外機の置き場所: 地面置きか、ベランダか、あるいは屋根上や壁掛けなどの特殊な場所か。
  • 配管穴の有無: 穴は開いているか、それとも今回新しく開ける必要があるか(賃貸なら大家さんの許可が必須です)。
  • 隠蔽配管(いんぺいはいかん): 配管が壁の中を通っていないか。
  • 階数: 室内機が2階、室外機が1階など、階をまたぐ場合は高所作業費や配管延長代がかかります。

2. 「専用コンセント」の最終チェック

家庭用エアコンは、火災防止のため**「エアコン専用コンセント」**から電源を取るのがルールです。

  • 設置場所のすぐ近くにエアコン用のコンセントがあるか確認してください。
  • 通常のコンセント(タップなど)からの延長は、火災の原因になるためプロは絶対に行いません。 ない場合は、別途「専用回路増設工事」の依頼が必要です。

3. 工事当日の「スペース確保」

作業をスムーズに進めるために、以下のスペースを空けておきましょう。

  • 室内: エアコンを取り付ける壁の下に、畳2枚分ほどのスペースが必要です。家具や家電がある場合は移動させておきましょう(ホコリが舞うので養生も忘れずに)。
  • 室外: 室外機を置く場所の周りに荷物がないようにします。
  • 搬入経路: 玄関から設置場所まで、製品を運ぶ通路に障害物がないか確認してください。

4. プロが教える「施工時の立ち会い」チェックポイント

工事が始まったら、以下の2点をさりげなく、あるいはハッキリと確認してください。

  • 「真空引き」をしていますか?: 配管内の空気を抜く作業です。これを怠ると、冷暖房の効率が落ち、寿命が短くなります。現在は電動ポンプでの真空引きが必須です。
  • 「ドレンテスト(通水確認)」をしましたか?: 設置後、室内機に水を流して、外のホースから正しく排水されるか確認する作業です。これを忘れると、使い始めてすぐに室内で水漏れが発生することがあります。

5. 集合住宅(マンション・アパート)の特有ルール

  • 管理規約: 室外機の置き場所や、穴あけの可否について制限がある場合があります。
  • 近隣への挨拶: 工事中は掃除機のような大きな音や、壁を叩く音が響きます。トラブル防止のため、一言伝えておくと安心です。

私からの重要アドバイス

「安すぎる工事業者」には注意してください。 極端に工事費が安い業者は、真空引きを省略したり、安価で質の悪い配管材料を使ったりすることがあります。保証期間や、施工不良時の対応についても事前に確認しておくことを強くおすすめします。

エアコン設置工事に関する よくある質問(令和2年10月更新)

質問番号質問回答
NO.1家電量販店でエアコン購入した。取付工事に際してエアコン専用コンセントがないことが判明したため、専用回路を引く必要があると言われた。専用回路の設置は国の規制か。エアコンの専用回路の設置は、法令上の義務はなく、国の規制ではありません。
一般的に、エアコン等は始動電流が大きいため、一般回路を使用し他の電気機械器具と併用した場合には、過電流の発生によりブレーカーが落ちやすくなったり、出火につながるおそれがあります。そのため、民間規格である「内線規程」(一般社団法人日本電気協会発行)3605-3 2.及び資料3-6-5 3.において、定格電流が10Aを超える据置形の大型電気機械器具については、別に専用の分岐回路を設けることとされています。
NO.2引越業者にエアコンを取り付けてもらった。工事完了後、室外機のアースを取り付けていなかったためアースが必要ではないかと指摘したところ、必要ないと言われた。室外機にアース工事は必要ではないか。エアコンの室外機など、金属製外箱等の接地(アース)は電気設備の技術基準の解釈第29条に定められています。室外機や室外機に電気を供給する配線(150V以下)が同条第2項に該当する場合(雨露にさらされない乾燥した場所等)は、接地は特に必要ではありませんが、容易に接地がとれるならば、安全のため取付けることをお勧めします。
NO.3家庭用エアコン修理をお願いしたら、下請け業者の無資格者がエアコンの電源線抜き差し工事を行った。標準的なエアコン工事は無資格者でもいいこととなっているが、安全上不安である。事故が起きたら誰が責任取るのか。エアコン室内機・室外機への電源線抜き差し工事は軽微な作業にあたり、電気工事士資格は不要となりますが、国や都道府県に登録された電気工事業者が行わなければなりません。工事が適正に行われたかどうかは電気工事業者が営業所毎に置いている主任電気工事士がその責を担っています。工事に疑問等があれば、工事会社に問合せ下さい。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次